中田ヤスタカが網守将平両氏とともに音楽を担当した8月29日（金）公開の映画『８番出口』が、スペインで開催された「シッチェス・カタロニア映画祭」のコンペティション部門にて最優秀音楽賞を受賞しました。

本作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏によって制作され、累計販売本数200万突破を突破した同タイトルゲーム作品の実写作品。映画は10月19日（日）までの公開52日間で観客動員数349万人、興行収入48.9億円を突破しています。

＜音楽：中田ヤスタカ コメント＞
このたびの受賞を心から嬉しく思います。 今回の音楽は、これまで自分が手がけてきたどの作品とも異なるサウンドになりました。この映画の持つ独特の世界観から自然に導かれたものであり、監督と幾度もアイデアを交わす中で少しずつ形が見えていったものです。作品に関わったすべての方々に感謝いたします。

＜音楽：網守将平氏 コメント＞
地下通路という極めて限定的な世界観を描く上では、微細な音一個も作品全体に強く影響します。案の定針に糸を通すような難しい作業でしたが、川村監督から次々と出てくるアイデアや同時並行で制作されていた中田ヤスタカさんの楽曲からも多くのヒントを頂き、なんとか完遂することができました。シッチェス映画祭での受賞の報せを聞き、自分のつけた音楽がしっかり作品を支えることができていたとわかり安堵しています。作品に関わってくれた全ての皆さんに深く感謝します。

＜監督：河村元気氏 コメント＞
中田ヤスタカ、網守将平という日本を代表する音楽家が、世界で最も尖った映画が集まる映画祭で受賞したことを心より誇りに思います。映画『８番出口』は映画館に鳴る「音」によって感情を作り上げている映画です。その緻密な仕事が評価されたことが、なにより嬉しいです。