
日本のエレクトロシーンの立役者であり、独特の歪を持った攻撃的なサウンドを繰り出す一方、今や世界中に多くの派生を生んだKawaiiエレクトロニックミュージックの創始者、そしてプロデューサーとしては“きゃりーぱみゅぱみゅ”や“Perfume”などのアーティストを世に送り出した、中田ヤスタカ自身のメインの活動の場となるユニット。
1997年にボーカルのこしじまとしこと共に結成。2001年にCDデビュー。作詞・作曲・編曲はもちろん、演奏・エンジニアリングなどすべてを中田ヤスタカ自らが手がけるオールインワンなスタイルから繰り出される自由奔放かつ刺激的な楽曲群に、音楽界のみならず、服飾や美容、映像などクリエイティビティを共有するシーンからも熱い支持を得ている。ワールドワイドの大型フェスにも多数出演し、音響・映像・照明まで徹底的に構築したパフォーマンスでオーディンスを熱狂させている。
“中田ヤスタカサウンド”は、国内のみならず世界中のアーティストに影響を与え、多数の中田ヤスタカチルドレンを生みだした。現在、逆輸入的にそのサウンドを耳にすることも多い。Madeon、Porter Robinson、Sophie(PC Music)など海外の第一線で活躍中の彼らも「強くインスパイアされたアーティスト」として中田ヤスタカの名を挙げている。
ソロ名義によってリリースされた日本人初となるUltra Music Festival世界公式アンセム、2016年リオ閉会式への楽曲提供、世界的なシンガーCharli XCXをfeat.した「Crazy Crazy」、映画「何者」の主題歌「NANIMONO(feat. 米津玄師)」やゲーム“ドラガリアロスト”挿入歌となったDAOKO×中田ヤスタカ名義による楽曲「ぼくらのネットワーク」などを発表している。また、Zedd、スティーブアオキなど数々のアーティストのリミックスを手がける他、ハリウッド映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」では監督であるJ・J・エイブラムスと共同プロデュースによる劇中曲も手がけた。
2018年、中田ヤスタカの十八番とも言えるボーカルカットアップが特徴のカラフルな楽曲「White Cube」などが収録された自身のアルバム「Digital Native」をリリース。iTunes総合チャート、エレクトロニックチャート、共に1位を記録した。
そんな『CAPSULE』は2021年にメジャーデビュー20周年を迎え、前作より実に6年半ぶりに本格再始動。日本を代表するエレクトロニックミュージックの先駆者として数々の名盤を世に送り出した新作は、中田ヤスタカのルーツとも言える鋭角なシンセサイザーサウンドを中心に、あの頃見た未来、またバーチャルのTOKYOを旅行するようなシティーミュージックとして、近年失われつつある音楽そのもの原体験を呼び戻すような作品。
国内外の数多くのアーティストにも影響を与えたCAPSULE、元来のセンスはもちろん、活動が20年を越えた彼らならではのテクニカルな面での完成度にも注目したい。
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